五分

戦いは五分をもって上となし七分をもって
中となし十分をもって下となす。
は信玄の有名な言葉で最近の私の
お気に入りの言葉である。
要は十分の力をもっても油断するなという
事であるが常に目指している自分の
イメージ像と程遠い私としては
常に五分という感じである。
自分の業種は比較的若くして成功を
収めやすいのでそれほど自分の年を
考えて焦らなくてもいいかも知れない。
しかし少しでも速く。その気持ちを
失ってはいけない。

一歩一歩

今日仕事始めの同業の方も多いと思うが
私は祝日があっても木曜休みにしているので
今日まで休みとした。
休み最終日ということで思っていることを
書きたいと思う。
前首相がいった言葉で
「自分を客観視できる」というものがあったが
自分にはとてもできない。
しかし最近一つだけ痛感しているのは
人前で講演する立場でないという事である。
今月も依頼されているがこれで暫くは
お断りしようと思っている。
会でも発表をと思っていたがこれも
やめようと思っている。
自分の最大のメッセージはテナントから
医院併用住宅を得たことだがしかしそのような
状況の必要のない方々には実感はわかないだろうし
これは私の一人生であるのでそれを伝えて
頑張ったねと声をかけてほしいという
気持ちがあったのだろう。しかしもう２年
経とうとしているのでこの生活に慣れもある。
またやはり技術職であるのと同時に経営者でも
あるのでどちらかの方面で突出していないと
発表する資格はないと思っている。
よってその立場になるまでは待とうと
思っている。
何とかして顧客数やスタッフ数などの数字に
現れるものに成果を現したいという焦りがあるのだが
明日の予約でも空いている時間帯があったりとか
この状況を脱却できない。
しかし最近知り合った先生で私より１１歳上なのだが
手広くやろうとかではなくただひたすらスキルを
あげていこうという姿勢に本当に敬意を表している。
自分にはやはり手広くやってという夢が
消せないので今はスキルを高める時期と思っても
心からそう思えないのが自分の自信のなさだろう。
しつこい表現だが信長が上洛するかもという話を
聞きまずは駿河攻めで焦ってはいけないと
弟に諭す信玄だが実際上洛したのを聞き
扇子を折って怒り京から引きずり戻すといったのは
自分より若い信長に先を越された悔しさであろう。
先日血漿を分離させる機器を購入したが
採血がうまくいかず自分の腕で日夜練習し
内出血だらけになりしかし今日の手術ではうまく
行えささやかな喜びを得ている。
とにかく一歩一歩頑張るしかない。

質素

昨日から山梨に来ている。二泊するので
今日も滞在する。
昨日は当然の如く武田神社へ行ってきた。
信玄が居住していた躑躅崎館の跡地である。
信玄は生涯城を持たず躑躅崎館で
過ごした訳だがその範囲も広大なものでなく
いかに質素なものかわかる。
また甲斐には海がないので名物は
ほうとうといううどんか岩魚ぐらいである。
信玄もそのようなものを食していたので
あろう。
やはり人は城人は石垣人は塀
情けは味方仇は敵の精神を感じ取れた。
教訓になる散策であった。

義

信玄話でしつこいのだが最近信玄よりも
上杉謙信の方が自分に通ずるものが多いと
感じた。
上杉謙信はもともと長尾景虎と名乗る守護代という
守護の補佐役で北条氏に追われた関東管領の
上杉憲正を保護したことにより憲正の養子となり
上杉姓を名乗り名前も正の字をもらい正虎と変え
関東管領という戦国時代においては本当に名ばかりの
名誉職をもらい喜んでいた。
またお金もないのに強引に上洛し天皇と将軍に
拝謁し将軍足利義輝の輝の字をもらい輝虎と
また名を変えた。
しかし帰国すると家臣同士の争いが耐えず
絶えず部下の統制に時間を取られたという。
なぜ川中島で信玄に勝てなかったというと
簡単にいうと給料が安いので地方豪族が
途中で仕事を投げ出したのが大きいという。
まるではやってないのに理事職を何度か
拝命しまた成功してないのにセミナーで
発表したりまた城ではスタッフ同士の
チームワークがとれていないのをみてしまったり
する自分と重なってしまう。
ただ謙信は戦では無類の天才なのでその点は
大きく違うのでおこがましいが、、
義ではなく利によって動く信玄は人の心を
掴み取りやはり素晴らしい。
だから人は城、人は石垣という言葉が生まれたのであろう。
明日から２泊信玄の地に行ってくる。
初めて旅行で予習を行うほど楽しみである。

目標

今日のセミナーは本当に刺激になったので
１日２回となるが書き記しておこう。
いわゆる埋入処置で経営的に成功を
収めている先生お２人が講演されたのだが
こういう話を聞いて別物と思わないところが
私の単純なところかも知れない。
特に午後の講演された分院を複数もつが
挨拶が基本という先生には感銘し後で
名刺交換をした。
会の活動との両立を聞いたら会長を目指し
専務までいったが分院展開した途端
外されたとの事。
今の私の心境に非常に共感する部分が多かった。
また私が現在不本意ながら行っている
在宅介護なる理事や介護認定の仕事も
逆手にとれば今日の講師のお２人とも
訪問に力を入れていたので生かせるかも
知れない。
とにかく目標も定まり学会はできるだけ
参加しようという気になった。
頑張ろう！